さよなら湿気、ようこそ暑さ

 なんだかんだと6月が過ぎ去り7月も後半戦。暑い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。僕はお酒を飲んだりアニメを見たり、あとは、働いたりもして暮らしています。

 ブログを開設するときはいつも「次こそはそれなりに更新しよう」と思ってるんだけど(そうです、ブログを作るのはこれが初めてではないのです)、なかなかどうしても、ね。

 僕がブログをサボっている間に梅雨に入ってそれが明け、昨日だったか一昨日だったかには、東京が今年初の猛暑日を記録したそうで。十年一昔なんて言葉があるけれど、2ヶ月もあれば、季節は流れていくもんなんだなぁ。

 以前何かで見たんだけど(たぶんつんくさんが言ってたんだったかな)、インディーズの頃から数えて10曲も作ってしまえば詞を書けなくなる人が多いらしい。というのも、自分の中から出てくる世の中に表現したいことというのは、だいたい10曲分くらいなのだそうだ。

 つんくさんはそこで「彼女(ハロプロの子)たちのことを表現すればいいんだ」と考え方を変えることで乗り切ったそうなんだけど、つまり、僕がブログを書くためにも、そういうことが必要なのかもしれない。なんせ中学時代からなんだかんだとブログをやっているのだ。自分の中から出てくる言葉だけでは、同じことの繰り返しになってきてしまう。

 せっかく世界はたったの2ヶ月で新しい景色を見せてくれるのだから、外からいろんなものを感じ取って、ちゃんと書けるようになりたいなぁ。

『アニュータライブ2017「あにゅパ!!」』感想

 ついこの間の土曜日、あにゅパに行っておりました。

 「『あにゅパに行ってた』って、あにゅパって何なの?」と頭に疑問符を浮かべている方もいらっしゃると思うので簡単に説明すると、『あにゅパ!!』とは、『アニュータ』というスマホ向けアニソン配信サービス主催のフェスのことです。要はアニソンのフェスですね。

 出演者は、May'n、Wake Up, Girls!(以下WUG)、ALI PROJECT(以下アリプロ)、そしてAqours(アクアと読みます)の4組。僕は今回Aqoursをお目当てにチケットを買いました。あと、アリプロを生で見てみたいって気持ちもあったかな。ただ、逆に言うと、WUGやMay'nさんに関しては、ほとんど何も知らなくて。「名前は聞いたことあるかな」ってレベル。そういう人間の書く感想なので、そのあたりはご了承ください。あと、レポートというよりはただの感想なので、僕の主観が入りまくりです。そのあたりもご了承ください。では以下出演順に。

May'n

 トップバッターはMay'nさん。バンドを従えて、楽器の生音に負けないパワフルな歌声でテンション上がった。ダンサーさんも居たかな。
 こういう表現もあれなんですけど、歌がうまかった。迫力すごい。あと、MCもやっぱり慣れてるんだろうね。気持ちよく会場の(もちろん僕含めた)ボルテージを上げてくれた。
 うろ覚えで申し訳ないんですけど、「今回が第1回ということで、これからも続いていくかは私たちにかかっています。みんなで一緒に盛り上がっていきましょう!」みたいなことをMCで言ってたんですけど、そんで会場\ウオー!!/ですよ。そりゃ盛り上がるわ。
 ぶち上げ曲だけじゃなくて聴き入るような曲もあって、彼女の出番が終わった後、なんとなくひとつのライブに参加し終わったあとみたいな感覚があった。トップバッターなのに。

Wake Up, Girls!

 ぶっちゃけ最初はよくわかんなかったんですよ、WUGって。「2.5次元なの? でもそれにしちゃ中の人メインっぽいよなぁ」みたいな。だから僕のなかで正体不明の不安もあったんですけど、いい意味で裏切られた。良かった。(後で調べたらやっぱり中の人メインらしい……というか、スタートが中の人っぽい)
 「名前だけでも覚えて帰ってください!」ってずっと言ってた気がするんだけど、しっかり覚えたぞ。メンバー名は……、申し訳ない。まだ覚えられてないけど。今年始まるらしいアニメ見るから許して。
 個人的には3曲目(あとで公開されたセトリによると、Beyond the Bottomという曲らしい)が、特に気に入った。AメロBメロと、メンバー7人が順番にソロパートを歌い上げ、どこか厳かな雰囲気をまとったサビへと繋いでいく曲。サビに入る前のパートを担当してた赤色の子が、またこれ歌上手なの。思わず聞き入っちゃった。

カバー曲&シークレットゲスト

 「WUGが終わってさあ次はAqoursだ」と待ってたら、スクリーンに『カバー曲』の文字。(そういえばこのスクリーンが横向きにしたスマホを模したようなデザインで、凝ってるなと思った)

 「カバー?」と思っていると再度May'nさんが登場して、艦これの主題歌らしい「海色」を熱唱。原曲知らないんだけど、すっごいMay'nさんに合ってた気がした。プロって自分の歌にしちゃうからすごいよね。

 続けて(出番前なのに)アリプロが登場。あんスタの楽曲をカバーしてたんだけど、完全にアリプロだった。(気になって後で調べてみたら、そもそもアリプロが提供してた曲らしい。要はセルフカバー)

 アリプロがはけるとWUGがステージ上に現れ、けものフレンズの主題歌である『ようこそジャパリパークへ』を披露。会場むっちゃ高まってた。楽しかった。僕はけもフレ見てなかったからよく知らないんだけど、楽しくていい曲だよね、これ。

 「今度こそ次はAqoursかな?」と思ってると、『シークレットゲスト』の文字。

 申し訳ないことに「富永TOMMY弘明」って名前を見てもピンと来なかったんだけど、ジョジョの人だったのね! 今まで女性らしい華やかさに包まれていたステージが、一気に漢な感じのステージになってた。一緒に歌うところもあったりして、僕ジョジョの曲って聴いたことなかったんだけど、それでもむっちゃ楽しかった。歌いやすいのもアニソンの良さだよね。

 次いで登場したのがきただにひろしさん。これはね、名前見てわかった。ワンピースじゃん! っていう。まさかウィーアー!を生で聴く日が来るとは思わなかったなぁ……。なんだかんだジャンプっ子なんですよ、僕。むっちゃ楽しかった。

Aqours

 スクリーンに『アニュータランキング』なるものが流れ始めて、『1位 Aqours』と表示されるや会場大歓声。フェスでもこれだけの歓声が上がるんだから、なんだかんだ人気あるんだなって嬉しくなる。(まあ、会場内にそもそもラブライバーが多かった感はあるけど。僕含め、WUGで薄緑振ってた人はそうだと思ってる)
 最新シングル『HAPPY PARTY TRAIN』のPVが流れ始めて、まだキャストは登壇していないのにヤバいくらいの盛り上がり。そんな中で試聴サイズのPVが流れ終わり、Aqoursの紹介映像が流れる。ワンマンでも毎回流れてたんだけど、フェスでも流すんだ、と思った。いやまあワンマンよりフェスでこそ知ってもらうべきだから当然か。
 さて、そんなこんなで満を持してAqours登場。1曲めは、おなじみ「青空Jumping Heart」。爽やかさもあって勢いもあって、やっぱりいい曲だなぁ。好きだ。
 フェスに出演する彼女たちを見るのは初めてだったんだけど、いい意味で普段通りに感じた。と言っても、ワンマンも、まだ1回しか見たことないんだけど。
 あ、でも、普段と違ってMCがほとんどアニュータの宣伝になってたのにはちょっと笑った。
 そういえば、今更なんですけど、僕の座席はD席だったので、あんまり詳しくは見えていませんでした。ほぼスクリーン映像。でもやっぱりライブっていいんだよね。楽しい。
 2曲めは、1stシングル『君のこころは輝いてるかい?』を披露。
 この曲は間奏に馬跳びをする振り付けがあるんだけど、その日着ていた『MIRAI TICKET』という楽曲の衣装は普段と違い手袋があるので、ちょっとハラハラしながら見ていた。けど杞憂でした。危なげなく飛んでくれるんだもんなぁ。すごいよ。この曲を聴いてると、ほんとAqoursの成長を感じる。間奏明けに、あんちゃん(高海千歌役)とりきゃこ(桜内梨子役)が2人で歌うパートがあって、最初は息も絶え絶え、って感じの歌い方だったんだけど、今じゃもうしっかりと歌えてるもん。そういうところを見せられちゃうと、やっぱり応援したくなっちゃうし、着いて行きたくなっちゃうよなぁ。
 3曲めは2ndシングル『恋になりたいAQUARIUM』。前2曲は王道のアイドルソングといった感じの曲なんだけど、この曲はちょっとトリッキーな、でも盛り上がる曲。先のブシロライブでも披露されたそうだし、今後もフェスでどんどん披露してくれる曲になるのかな。アニサマへの出演も決まってるんですけど、夏場にこの曲はぴったりな感じだと思うので、ぜひぜひ。
 そしてラスト1曲は、アニメでも最終回で披露された『MIRAI TICKET』。ぶっちゃけ衣装からしてやるだろうことはわかってたんだけど、「えっ、4曲だけなの?」って思ってしまった。でも良かった。いいパフォーマンスだった。この曲は、アニメだと前奏部分に寸劇があるんだけど、そこに振り付けが追加されてる特別ver.での披露だった。ワンマンだとアニメでの寸劇をキャストのみんなが再現してたから、このver.は初だった。振り付けは追加しつつも、千歌ちゃんの「みんなで輝こう!」ってセリフは入れて、っていうのがいい塩梅。駆け抜けていくような楽曲と、アウトロの「ラララ」部分の緩急というか、好きなんだよなぁ、この曲も。毎回寸劇をやるわけにもいかないだろうから今後どの程度披露されるかちょっと考えてたんだけど、2ndツアーでもやってくれそうで嬉しい。
 全4曲を披露してAqoursが去り、ステージが暗転すると会場から拍手が。「フェスでこんなんってあるもんなの?」と思ってしまった。「しかしこれ次の人やりづらいんじゃねぇか」とも。杞憂でしたが。

ALI PROJECT

 そんなわけでトリを飾ったのがALI PROJECT! なんというかもう、流石というかなんというか、すごかった。もう完全にアリプロの世界なの。フェスなのに。いや、普段のワンマンは知らないから比べてどうかはわかんないんだけど、自分たちの世界を展開して、そこに引き込む力が尋常じゃない。さすが25周年。
 そんなアリプロもMCでは「無理矢理にでも盛り上がってください」だとか「トリで申し訳ない」だとか自虐ネタぶっ込んできて笑った。曰く「なるべく盛り上がりやすい曲を持ってきた」とのことで、言葉通り、僕はそりゃもう盛り上がってた。他の出演者みたいにコールして声あげて盛り上がる感じじゃなくて、拳突き上げたり首振ったりして世界にのめり込んでた。『暗黒天国』とか最ッ高に高まったわ。もともとロック系のライブに行くことが多い人間だから、余計にしっくりきたのかもしれない。
 アリプロもまた見てみたいなー。すっごいよかった。いやまあ出演者みんなよかったんだけどさ。

 

 結果、すごく満足したフェスでした。第2回があるならまた行きたい。出演者があんまりいなかったのが良かったのかな。それぞれがそれぞれの持ち味を、存分に発揮していた気がする。
 ただ、アンコールは欲しかったかなぁ。みんなで何か1曲歌うような感じの。テーマソングがあるわけでもないし、選曲が難しいけど。
 とりあえず、次があったら(もちろん出演者次第だけど)また行きたいなと思えるライブだった。

 

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はじめまして

 ネットの住人たちが140文字を超える文章を『長文』と呼ぶようになって久しい昨今、皆さまいかがお過ごしでしょうか。僕は今またブログを始めてみようかなと、こんな文章を打っています。普段はツイッターでぼそぼそと呟いている人間なんだけど、やっぱりたまには『長文』を書きたくなってしまうのだ。

 もちろんツイートをすることがお仕事というわけではないし、多数のフォロワーを抱える有名ツイッタラーというわけでもないし、ただただ好きなように呟いているだけなんだからツイートを繋げて『長文』を書くことも可能ではあるんだろうけど、なんとなくそれは、自分ルールとしてはNGで。ツイッターなんだから140文字で完結させたいし、それに何より読みづらいしね。Web上に公開される文章である以上は、それがツイートであったとしても、やっぱりある程度は読む人の目を意識してしまう、ええカッコしいな僕である。

 さて。

 今回ツイッターではなくブログという媒体で文章を書いているので140文字という制限から解き放たれているわけだけど、いざ制限がかからないとなると、それはそれで文章のやめ時にちょっと悩む。何事においても、始めることと終わらせることは難しいものだ。続けることも難しいけど。なんだ全部難しいんじゃないか。

 難しいことからは逃げたくなる性分なので、続けることを意識しすぎず、気が向いた時にダラダラやっていけたらなぁと思います。今まで何度も、ブログを作ってはやめ作ってはやめを繰り返してきたから、今回も続くかわからないけどね。ああもうやっぱり生きるって難しいぜ。